
イーベイ・ジャパン、越境ECレポート公開 デミニミス撤廃定着で漫画・トレカ躍進
イーベイ・ジャパン株式会社(東京都渋谷区、代表取締役社長・岡田雅之氏)は8月28日、2026年第2四半期(4〜6月)の日本セラーによる越境EC動向をまとめた「越境ECレポート」を公開した。米国のデミニマス撤廃から約1年が経過する中、鑑定済み漫画やトレーディングカードなど、高価格帯・希少性の高い商材への海外需要が、同サービス上で鮮明になった。
デミニミス撤廃後も漫画・トレカが越境EC市場を牽引
同社によると、ONE PIECEやNARUTO、ドラゴンボールなど人気漫画作品の鑑定済み商品の取引が拡大している。従来は「読む」コンテンツだった漫画が、保存状態や希少性を評価基準とする収集対象として、海外バイヤーの関心を集めているという。
トレーディングカードでは、ポケモンカードが引き続き最大の取引規模を維持したほか、ONE PIECEカードゲームの取引額は前年同期比約5倍に拡大した。大会の優勝記念カードなど希少性の高い高額商品の取引も目立ち、鑑定済みトレーディングカード全体の取引額も前年同期比約2倍に伸びた。
メルカリも8月20日にポップカルチャー越境ECレポートを公開しており、トレーディングカードでは「ポケットモンスター」が2位に約5倍の差をつけて1位となっている。
トレカやポップカルチャー関連の越境ECについては以下にて解説している。
トレカを海外に売る方法|初心者でも始められる越境EC完全ガイド
日本のポップカルチャーを海外に売る方法|市場データ・国別戦略・実在事例で解説
時計カテゴリーも回復、次四半期は多国展開を後押し
背景の一つとして、スイス製品に対する米国関税の緩和が挙げられる。同レポートでは、国内時計ブランドの需要回復が続いているとし、取引額の1位はSeiko、2位はOmega、3位はCasioで、500ドル以下の普及価格帯から2000ドル以上の高価格帯まで幅広い需要増を確認したとしている。イーベイ・ジャパンは今後、複数国への同時出品を支援する公式ツール「eBaymag」の活用を進めるほか、2026年第3四半期にはUX向上に向けた機能強化を予定している。



