
【2026年】越境ECで売れる日本の商材TOP100
越境ECを検討する事業者の多くが、「自社の商品は、海外でも売れるのだろうか」という疑問を持っています。その答えを探すうえで参考になるのが、海外の消費者が実際に日本から購入した商品のデータです。
本記事では、ZenGroupが運営する購入代行サービス「ZenMarket」の2025年7月〜2026年6月のデータをもとに、売上額の高い商材TOP10を紹介します。フィギュアやトレーディングカードといった定番に加え、意外な商材もランクインしています。記事の最後では、TOP100すべての商材の平均単価・中古品と新品の比率・売上国TOP3をまとめたPDFをダウンロードいただけますので、ぜひ最後までご覧ください。
1位 フィギュア
平均単価:7,192円
日本発のアニメ・漫画・ゲーム作品は世界中に根強いファンを持ち、「好きなキャラクターが実在しているかのような、クオリティの高いフィギュアを手に入れたい」という強い需要があります。平面でなく立体のためディスプレイを楽しめる点や、さまざまな角度から鑑賞して楽しめる点が人気です。特に有名な原型師が手掛けたフィギュアは、クオリティの高さから高価格で取引されています。
ZenMarketでは「ドラゴンボール」「ワンピース」をはじめ、「呪術廻戦」「僕のヒーローアカデミア」「チェンソーマン」などの週刊少年ジャンプ作品のフィギュアが多く売れています。また、「初音ミク」をはじめとするボーカロイドのフィギュアは、イベント限定のものや人気イラストレーターとコラボしたものも人気があります。

【ランクインの理由】
- 日本のアニメ・ゲームIPへの関心が高い
日本のアニメはすでに人気を確立しており、作品のファンがついている状態のため見込み客が多く、商品価値を伝える土台が整っています。 - 軽量で送料負担を調整しやすい
破損リスクには注意が必要ですが、比較的小さく軽い商品が多いため、配送コストを抑えやすくなっています。 - 限定品や生産終了品が中古市場でも動きやすい
国内では在庫処分の対象になりやすい商品でも、海外のコレクターには貴重な正規品として評価されることがあります。 - コレクター欲が刺激される
海外ファンは、平面のイラストではなく立体で自分の好きなキャラクターやアニメの世界観を味わえるフィギュアを求めており、好きな作品ほど「手元に置いて所有したい」という欲求が強く、購入の決め手になっています。
フィギュアの売り方や、海外で売れるIPのリサーチ方法については、「フィギュアの海外販売はなぜ売れる?越境ECの始め方から人気フィギュアのリサーチ術まで徹底解説」をぜひご覧ください。
2位 トレーディングカード・コレクションカード
平均単価:7,611円
アニメ・ゲーム由来のトレーディングカードは、日本発のIP商品として海外でも注目されています。コレクション性や希少性から高値で取引されることが多く、小型で軽量なため越境ECと相性が良い商材です。ZenMarketでは特に「ポケモンカード」「ワンピースカード」「ドラゴンボールカード」などが人気を集めています。
越境ECでは購入後のクレームや返品を防ぐために写真や状態を必ず明示しましょう。また、PSAやARSなどのトレカ専門真贋鑑定サービスを使用し、偽造品の疑いをなくすことも重要です。
2025年の市場規模全体は3,384億円に及び、2017年以降8年連続で拡大を続け、今や玩具市場全体の約30%を占める規模になっています。
(参照:日本玩具業界|玩具市場規模データ)

【ランクインの理由】
- 小型で軽く、発送しやすい
封筒で送れるほど小さく、1枚単位でも取引が成立するため、送料や梱包の負担を抑えながら販売できます。 - 日本語版や限定版に需要が出やすい
現地では手に入らない日本限定のカードや、世界に数枚しかないような限定カードはコレクター需要につながりやすくなっています。 - コレクション目的の購入と相性が良い
近年は資産性を意識した取引もみられ、状態や希少性を重視する購入層が多いのも特徴です。
トレカの海外販売を始める具体的な手順は、「トレカを海外に売る方法|初心者でも始められる越境EC完全ガイド」をご覧ください。
3位 腕時計
平均単価:20,909円
腕時計は、越境EC市場で長く人気のあるカテゴリです。日本の時計産業は高い精度と品質で知られ、海外で高く評価されています。ZenMarketでは、日本製のSEIKO/CASIO/CITIZEN、スイス製のOMEGA/Radoなどが特に人気です。
ヘビ革、ワニ革のベルトはワシントン条約で輸出が規制されるため、ベルトを外した時計部分のみ販売されるケースもあります。購入者向けに、腕周りの長さや日差(精度の目安)、メンテナンス履歴、ガラスやベルトの傷の状態を正確に記載しておくことが信頼につながります。
市場規模も堅実に拡大しており、2025年日本の時計メーカーによる腕時計類(ウォッチ)の総出荷(海外からの出荷を含む)は、数量55.6百万個で前年比12%増、金額3,156億円で同7%増となっています。
(参照:日本時計協会|2025年日本の時計産業の概況)

【ランクインの理由】
- 高単価で輸送効率が良い
比較的小さいサイズで高い単価がつきやすいため、配送コストに対する利益率を確保しやすい商材です。 - 日本製ブランドへの信頼
精密なつくりと品質の高さが評価され、購入の決め手になっています。また、日本の時計は海外の中古市場と比較して、傷が少なく保存状態が良いため高く評価されています。 - 中古・ヴィンテージ腕時計の需要
生産終了モデルや限定モデルは、希少性から高値で取引される傾向があります。中古品の海外販売については、「【2026年版】中古品の海外販売ガイド|越境ECの始め方・売れる商品・販売戦略を徹底解説」をご覧ください。
4位 エレキギター
平均単価:89,284円
エレキギターは、日本製の品質が評価されやすいカテゴリです。ヴィンテージ品や限定モデルは特に高値で取引されていますが、10万円以内のエントリーモデルの中古品も多く取引されています。ZenMarketで人気のブランドは、Fender/ESP/Greco/YAMAHA/FERNANDES/Tokaiなどです。楽器は配送時の破損対策が重要なため、輸出時には、ケース保護、保険、追跡付き配送を前提にした設計が望まれます。
市場規模は非常に大きく、世界のエレキギター市場は、2026年の61億1,000万米ドルから2034年までに113億3,000万米ドルに成長すると予測されています。また、エレキギターの市場トップシェアはアメリカの「Fender」が18%、日本の「ヤマハ」が15%と、国産メーカーが高い地位を確立しています。
(参照:FORTUNE BUSINESS INSIGHTS|エレキギター市場規模)

【ランクインの理由】
- 品質の高さや管理状態への信頼
日本のメーカーのギターは品質が高く、中古品も十分なメンテナンスがされていることから「Used in Japan」として支持されています。 - 中古・廃盤品にコレクション需要があること
生産終了モデルや限定モデルほど人気が高まる傾向が見られます。特に1970〜80年代に作られた国産ギターは 精巧な木工技術や塗装技術で高い評価を得ています。 - 高単価で収益を確保しやすい
ギターは10万円以上のモデルも広く取引されており、100万円を超えるものもあります。単価が高い分1件あたりの利益を確保しやすい商材です。
5位 ゲーム機
平均単価:11,179円
ゲーム機は、プレイ用とコレクション用の両方で注目されるカテゴリです。日本の家庭用ゲーム機は世界的な認知度が高く、旧世代機や限定カラーの人気も根強く続いています。ゲーム機は、動作確認、付属品、リージョン差の説明が重要です。不良品としてクレームが入らないよう、事前の動作確認や、型番や状態を正確に明記することが信頼につながります。

【ランクインの理由】
- 日本製ゲーム機の根強い人気
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(プレイステーション)、任天堂(Switch、Wii、DS、ゲームボーイ)など日本発のゲーム機はシェアが高く、海外でも安定した需要があります。 - レトロブームによる安定需要
懐かしさを感じる旧世代機や限定カラーモデルへの需要が根強く残っています。 - 「長く遊べる娯楽」というニーズ
壊れない限り長く遊べるため、他の娯楽に比べて時間あたりのコストパフォーマンスが良いと評価されています。また、アメリカでは「親の75%が毎週ビデオゲームをプレイしており、うち81%が子供と一緒にゲームを楽しんでいる」という調査結果もあり、家族でゲームが楽しまれています。
(参照:2026年版 米国ビデオゲーム業界に関する基本情報|エンターテインメント・ソフトウェア協会)
6位 ゲームソフト
平均単価:4,379円
ゲームソフトは、ゲームボーイ・ファミコンなどのレトロゲーム機器のヒット作から、現在流行中のゲームまで幅広い人気を集めています。海外販売の際は、購入者との認識差を減らすため、対応機種・言語・同梱物を明確にする必要があります。購入者がすぐに遊べるよう、動作確認やデータ削除を済ませておくようにしましょう。

【ランクインの理由】
- 軽量・小型・高単価
トレーディングカードと同じく、海外発送のコストに負けずに利益を得やすい商材です。 - 日本発ゲームのブランド力
任天堂、スクウェア・エニックス、CAPCOMなどの大手ゲームメーカーによるヒット作が多く、すでにブランド力がある状態です。 - 日本限定タイトルの希少価値
特に日本限定発売のゲームソフトはコレクター需要が高い傾向があります。
7位 おもちゃ類
平均単価:6,703円
日本のおもちゃ類は品質や安全性への信頼があり、キャラクター商品も含めて海外で広く知られています。ZenMarketでは、カプセルトイ(ガチャガチャ)、マスコット、ミニカー、ドールハウス、ミニチュア家具、三輪車、ソフトビニール人形など、様々な商品が売れています。
海外販売の際は、輸出先ごとの安全基準や表示規制を確認する必要があります。対象年齢、部品サイズ、警告表示は特に重要です。

【ランクインの理由】
- 日本ブランドへの安心感があること
子供が日常的に遊ぶため、日本製品の品質・安全性への信頼が購入の後押しになっています。 - キャラクター連動商品が強いこと
現地未発売のデザインやアニメのキャラクター商品には、根強い人気があります。 - カプセルトイの需要の高まり
「クオリティの高いミニチュア」という独自性から話題を呼び、ブームとなっています。訪日観光客にも人気があり、帰国後のアウトバウンド需要も影響していると考えられます。
8位 ぬいぐるみ
平均単価:4,251円
ぬいぐるみは、日本のキャラクター文化の一つとして海外でも親しまれています。近年アニメグッズとしてのぬいぐるみの展開が活性化したこともあり、従来のぬいぐるみ=子供向けというイメージは薄れています。子どもの頃に親しんだ玩具、アニメ、キャラクターグッズなどを、大人になっても趣味として積極的に楽しむ消費行動(キダルト消費)の高まりもあり、今後も拡大が予測されます。
越境ECでぬいぐるみを子ども向け商品として扱う場合は、素材表示や対象年齢表示が重要になるため、現地の安全基準に適しているかを必ず確認しましょう。特に米国では子供向け製品にeFiling(電子申告)」が義務化されたため、注意が必要です。詳しくは「アメリカのCPSC eFiling義務化とは?対象製品と事業者が行うべき対応を解説」をご覧ください。

【ランクインの理由】
- アニメグッズとしての需要
アニメのキャラクターをデフォルメしたぬいぐるみは「ぬい活」ブームを追い風に、アニメグッズの一つとして買われるようになりました。 - キャラクター人気の高さ
「サンリオ」「サンエックス」など、キャラクターグッズを手掛ける企業が多く、海外ファンからの支持につながっています。 - 軽くて輸送しやすい
かさばらない商品が多く、配送コストを抑えやすくなっています。フリマアプリなどでは、送料を下げるため綿が抜かれた状態で取引されることもあります。
キャラクターグッズ全般は、シーズンやIP人気の波を捉えることが売上拡大のポイントです。人気IPの動向分析は、関連記事「フィギュアの海外販売はなぜ売れる?越境ECの始め方から人気フィギュアのリサーチ術まで徹底解説」で紹介していますので、参考にしてください。
9位 釣り竿
平均単価:26,424円
釣りはレジャーとして世界的な人気が高く、川や池、海など国によって異なる形式で親しまれています。日本の釣具は高品質で海外シェアが高く、耐久性が重視される釣り竿は特に人気があります。
国内市場はコロナ明けの2021年からマイナスが続く一方、世界市場規模は2026年の155億5000万米ドルから2034年には217億7000万米ドルに成長すると予測されており、越境EC参入の好機が訪れています。
(参照:STRAIGHT RESEARCH|釣り具市場の規模、シェア、トレンド分析レポート、日本釣用品工業会|第 29 回「釣用品の国内需要動向調査報告書」)

【ランクインの理由】
- 日本製釣り具メーカーのシェアの高さ
「グローブライド(旧ダイワ)」「シマノ」などの大手メーカーが世界市場でも地位を確立しています。 - ファミリー向け~熱心な愛好家層まで幅広い需要があること
海外では日本と比較してファミリーフィッシングが盛んで、購入層の規模が大きいのが特徴です。 - 単価が高くなりやすいこと
元が高価格なため、中古品でも比較的高い単価で取引されやすい商材です。
10位 ハンドバッグ
平均単価:20,845円
ハンドバッグは、中古ブランド品の流通が盛んな背景から平均単価が高いのが特徴です。本データでは肩掛け用のストラップが付属しているハンドバッグも含めています。ブランド品の中古販売では、正規品であるかの証明と状態表記の正確さが信頼につながるため、フェイクバスターズ、Entrupyなどの真贋鑑定サービスを活用しましょう。

【ランクインの理由】
- 中古のブランド品の受容度が高い
中古のブランド品をを「ヴィンテージ」と評価し、購入の選択肢として受け入れる文化が広く定着しています。 - 「Used in Japan」への信頼
日本の中古品の状態の良さが、海外バイヤーからの信頼につながっています。 - 高単価で利益を確保しやすい
ブランドの価値が高い分、1件あたりの利益を確保しやすい商材です。ZenGroupが運営する高級ブランド専門の越境ECモール「ZenLuxe(ゼンラクス)」上で人気のブランドについては、「越境ECの高級ブランド需要を購入データで探る―ルイ・ヴィトンに関心集まる=ZenLuxe」をご覧ください。
まとめ|TOP10から見る「越境ECで売り上げが高い商材」の共通点
上位10の商材を横断的に見ると、フィギュアや腕時計、エレキギターなどジャンルは異なるものの、共通のパターンが見えてきます。以下にて今回TOP10にランクインした商材の共通点を整理します。
- 日本ブランド・日本製としての価値がある
フィギュア、トレカ、腕時計、エレキギター、ゲーム機、おもちゃ類など、多くの商材で「日本製」「Made in Japan」であることそのものがブランド価値・品質保証として機能しています。 - 軽量・コンパクトな商材
フィギュア、トレカ、ぬいぐるみなど、軽量・コンパクトな商材は配送料の負担が小さく、利益を確保しやすいのが強みです。 - 高単価商材
腕時計、エレキギター、釣り竿、ハンドバッグは平均単価が高く、1件あたりの収益性が高くなっています。 - ヴィンテージ・限定品
腕時計、エレキギター、ゲーム機、ゲームソフト、ハンドバッグなど、生産終了品や限定モデルほど希少性が評価され、高値での取引につながっています。「Used in Japan」として、日本国内での使用・保管状態の良さが海外からの信頼につながっています。 - IP・キャラクターグッズ
フィギュア、トレカ、おもちゃ類、ぬいぐるみは、アニメ・ゲームIPのファン層という「すでに存在する見込み客」に対して販売できる点が強みです。
【無料】TOP100 ダウンロードPDFご案内
11位~100位の商品カテゴリは、以下のPDFに掲載しています。また、全カテゴリの平均購入単価、中古新品比率、売上の多い国TOP3をお届けします。貴社の越境EC進出・拡大にぜひご活用ください。
▼PDFの一部をお届けします。


PDFは、新規会員登録またはログイン後にご覧いただけます。ダウンロードいただき、ぜひご覧ください。
Many businesses considering cross-border e-commerce have questions about whether their products can sell internationally, and data from Japanese products purchased by overseas consumers can provide valuable insights. This article presents the top 10 selling categories based on data from ZenMarket, highlighting popular items such as figures and trading cards, while also offering a downloadable PDF with detailed statistics. The findings reveal common traits among successful products, such as their “Made in Japan” quality and appeal to existing fan bases.




