
BEENOSの越境EC意識調査、ファッション購入の課題は「サイズ不安」
BEENOSは7日、海外向け購入代行サービス「Buyee(バイイー)」を利用する海外顧客420人を対象とした「越境EC×ファッションの意識調査」の結果を発表した。購入時に不安を感じると回答した割合は52.2%に上り、うち78.5%が理由に「サイズ」を挙げた。試着ができない越境EC特有の制約が、日本のファッション商品を購入する海外消費者にとって高いハードルになっている実態が浮き彫りになった。
サイズ不安が越境ECファッション購入の壁に
調査によると、越境ECで購入経験のある商品カテゴリーは「日常着・トップス」が64.1%で最多となり、「アウター・羽織り」(51.6%)、「アクセサリー・小物」(51.0%)が続いた。好まれるスタイルは「ヴィンテージ・デザイナーズアーカイブ」が26.1%でトップとなり、日本の二次流通品や名作アーカイブへの需要が示された。累計購入額は「30万円以上」が23.7%で最多を占め、10万円以上の消費者は4割を超えている。
一方、購入時に不安を感じると答えた回答者は52.2%に達し、懸念点は「サイズ」が78.5%と突出した。「素材感、手触り」(22.1%)、「シルエット」(14.3%)が続く。試着ができない越境EC特有の制約が、購入をためらわせる主要因になっているとみられる。
詳細なサイズ表示や商品説明を求める声
サイズの不安については、「商品の寸法を手持ちの服と比較する」(66.8%)といった自衛的な対応をとる回答者が多かった。購入時により安心できる情報として、72.6%が「詳細なサイズチャートの用意」を求めたほか、「素材の取扱や洗濯方法などの詳細な商品説明」(46.0%)、「商品画像の充実」(42.7%)も上位に挙がった。


画像出典:BEENOS、「越境EC×ファッションの意識調査」を発表
注目ブランドは定番から原宿カルチャーまで多様化
自由回答で注目ブランドを尋ねた設問では、275件の回答から146のブランド名が挙がり、Uniqlo(ユニクロ)、Comme des Garcons(コムデギャルソン)、Mizuno(ミズノ)がトップ3を占めた。定番ブランドに加え、原宿カルチャー系やアメカジ系など幅広いジャンルへの関心も示されている。
また、BEENOSの上半期の越境EC同動向によると、中南米では初めてファッションが上位に入り、伸長率は70%を超えた。日本限定のスニーカーやストリート系ブランドの衣料、日本ブランドの腕時計に加え、アニメとのコラボ商品や「地雷系」「ゴシックロリータ」といった特定の様式に沿った衣料関連の需要が押し上げたという。
アパレルの海外進出・ポップカルチャーの越境ECに関しては以下記事にて詳しく解説している。
日本のポップカルチャーを海外に売る方法|市場データ・国別戦略・実在事例で解説
アパレルの海外進出ガイド|価格競争を避け、越境ECで成功する戦略と手順
※本調査はBEENOSグループが、過去1年間にBuyeeで商品を購入した海外ユーザー420人を対象に、2026年7月6日から13日にかけてオンラインアンケート形式で実施したもの。回答者の表示言語は英語・繁体字・韓国語で、設問は単一回答(SA)と複数回答(MA)を組み合わせている。
BEENOS conducted a survey targeting 420 overseas customers using their purchasing service Buyee, revealing that 52.2% feel anxious when buying fashion items online, primarily due to sizing concerns. The most frequently purchased categories were daily wear and outerwear, with a strong demand for detailed size charts and product descriptions to alleviate these worries. Popular brands included Uniqlo, Comme des Garcons, and Mizuno, reflecting diverse consumer interests.




