
「ブランド力のない商品でも商機は作れる」⽇本越境EC協会理事=越境EC会議2026
海外展開を支援するZenGroupは26日、越境ECの最新事情と販路拡大のコツなどについて共有するオンラインセミナー「越境EC会議」を開催した。27日までの両日開催され、日本越境EC協会、イーベイ・ジャパン、GMOペパポほか計10社・団体のスピーカーが登壇する。
初日は『自社EC』海外展開の成功法則をテーマに展開した。基調講演では、出⼝允博・⽇本越境EC協会専務理事とZenGroup・増谷祐二氏が登壇し、最近の越境EC市場の動向について語り合った。
2月末に起きた、米・イスラエルによるイランへの軍事攻撃による輸送コストの増大をはじめ、7月には仏、米で関税の優遇制度が廃止となるなど、2026年の市場動向は大きく変わっている。
このように越境EC業界にとっては厳しい状況になりつつある中でも、増谷氏は、「海外の購買層は安さから価値を求める傾向へと変化しており、中でも嗜好性の高い商品の売り上げが急成長している」と現状を解説した。
同社のデータでは、トレーディングカードやゲームといったホビー関連商品が65.9%増、ファッション関連商品は48.2%増という著しい伸びを示しているという。
出口氏は「東アジア、特に中国で日本の商品の売り上げが毎年約8%増となるほどの成長を見せている。ブランド力のない商品であっても小規模な自社のECサイトから始め、海外のモールや国内のプロキシサービス(代理購入・転送サービス)を利用するなど、参入障壁は確実に下がっているのでトライしてもらいたい」とアドバイスを送った。
増谷氏は「どの国でどの商品が売れているのかと聞かれることも多いが、訪日外国人観光客らが日本旅行を通じて体感した商品を現地で手に入れようとするインバウンド特需などもあるため、まずはスタートしてみてほしい」と語った。


