
BEENOS、上半期の越境EC動向を発表—玩具とトレカが購入・伸長で首位=中南米でファッション台頭
BEENOSは27日、海外向け購入代行サービス「Buyee(バイイー)」の購買データに基づく2026年上半期の海外販売動向を発表した。購入件数と伸長率のいずれでも「おもちゃ・ホビー・グッズ」が首位、「トレーディングカード」が2位を占めた。日本のアニメやキャラクター、アイドルなどに関連する商品への需要拡大が、同サービス上で鮮明になった。
玩具とトレーディングカードが越境ECを牽引
首位の「おもちゃ・ホビー・グッズ」は伸長率が91.4%に達した。同社によれば、ぬいぐるみの構成比が高く、玩具「ベイブレード」の購入件数は前年同期比で6倍以上に増えた。アクリルスタンドや缶バッジ、キーホルダーといった「推し活」に関連する小物も伸び、東アジアと欧州では100%を超える伸長率になったと。プラモデルやミニカーの購入件数も拡大した。
2位の「トレーディングカード」では、「ポケモンカード」とK-POP関連のカードの2分野が中心で、両者で購入件数の4割超を占めた。「ワンピースカード」は伸長率が300%を超え、「遊戯王」「ドラゴンボール」など他のキャラクターカードも二桁の伸びを示した。野球やサッカーの選手を扱うスポーツカードも73.4%増と拡大している。
ファッションが上昇、エリアで需要が多様化
3位の「ファッション」は、2025年の年間ランキング4位から順位を上げた。同社によると、内訳ではアパレルが71.0%を占め、なかでもシャツ・ブラウスやTシャツ・カットソーの購入件数が増えた。サイズ選びの負担が比較的小さい帽子・キャップは40%以上伸びたとしている。
地域別にみると、「おもちゃ・ホビー・グッズ」は6エリア中3エリアで、「トレーディングカード」は2エリアでそれぞれ首位となった。北米、東アジア、欧州、東南アジアの4エリアでは、この2分野にファッションを加えた3カテゴリーが上位3位を占めた。
一方、中東では「アクセサリー・時計」が首位となり、5位に「自動車・オートバイパーツ」が入るなど、他地域と異なる傾向を示した。主な購入者は男性の30代と女性の20代が中心だが、東アジアでは女性の40代、東南アジアでは女性の30代と、比較的高い年齢層が購入を支えている。同社は、両地域が日本と地理的に近く訪日客が多いことを、こうした傾向の背景に挙げている。

越境EC市場でコンテンツ関連消費が拡大
伸長率ランキングでは、3位に「タレントグッズ」、4位に「DVD・ブルーレイ・映像ソフト」、5位に「本・雑誌」が入った。同社によると、タレントグッズはK-POP関連の構成比が大きく、伸長率は30%を超えた。映像ソフトは音楽ライブが中心だが、アニメ作品や映画・ドラマも伸びた。本・雑誌はマンガ・コミックスの構成比が高く、伸長率は50%を上回ったとしている。
地域別の伸長率では「おもちゃ・ホビー・グッズ」が全エリアにランクインし、5エリアで首位となった。中南米では初めてファッションが上位に入り、伸長率は70%を超えた。日本限定のスニーカーやストリート系ブランドの衣料、日本ブランドの腕時計に加え、アニメとのコラボ商品や「地雷系」「ゴシックロリータ」といった特定の様式に沿った衣料関連の需要が押し上げたという。同社は、日本の文化コンテンツに関連する購買が広がる傾向を、2025年に示した「推し活コレクター消費」の対象拡大と位置づけている。

※今回の集計はBuyeeでの購入件数に基づくもので、対象期間は2026年1月1日から6月30日まで。新品を扱う一次流通のほか、中古品などの二次流通を含む。




